概要
Windowsでテキストマイニングをするために、KH Coderを利用しました。
KH Coderは、macOSやLinuxで利用したことがあったのですが、Windowsで利用しようとすると、とても楽に利用できたので、感動しました。
ここでは、WindowsでKH Coderを利用する方法と、WindowsがKH Coder利用の際にどれだけ楽かを紹介します。
環境
- Windows 21H2
- KH Coder 3.Beta.04f
KH Coderと利用について
KH Coderは、無料で利用可能なテキストマイニングのためのツールです。例えば、共起ネットワークの作成や対応分析、階層型クラスター分析のようなことができます。また、頻出単語を確認することもできるため、そのようなテキストマイニングにおける事前の確認にも利用できます。
KH Coderは、オープンソースで開発され、WindowsやmacOS、Linuxという様々なプラットフォームで利用できます。しかし、KH Coderではプログラミング言語としてPerlやR、データベースとしてMySQL、形態素解析にMecabかChaSenを利用するため、それらのインストールをあらかじめしておく必要があります。特にプログラミング言語については、プログラミング言語だけでなく、ライブラリのインストールもしなければならないため、かなり面倒です。私はこのライブラリのインストールでザセスしそうになりました。
このようなKH Coderが利用するツールのインストールについて、macOSやLinuxでは手動でインストールが必要ですが、Windowsでは、インストーラーに含まれています。つまり、Windowsでは、今まで苦労してKH Coderのインストールをしていたことが嘘なくらい、とても簡単にインストールできるということです。
KH Coderのインストール
どのくらい、KH Coderのインストールが楽かというと、次のGitHubで公開されているWindows用のインストーラーをダウンロードして、インストールするだけでKH Coderが使えるので、インターネット環境にもよりますが、数分でインストールが終わります。
実行もとても簡単で、インストールした場所にある、「kh_coder.exe」を実行するだけで、MySQLも実行され、MecabやChaSenの形態素解析のツールの設定もされ、すぐに使うことができます。
いままで1時間から2時間くらいかけて、macOSやLinuxにKH Coderをインストールしていたのが数分になったため、とても感動しました。また、macOSやLinuxでは、ライブラリのインストールなどでコンパイルがうまくいかなかったりして、はまることもよくあったので、それがなくなったのはとても嬉しいです。
さいごに
KH Coderを使うのであれば、Windowsがはまるところもなく、すぐにインストールも終わり、使いやすいです。