概要
WindowsにR言語をインストールする方法を紹介します。
環境
- Windows 11 21H2
- R 4.1.2
Rのインストールについて
R言語(以下Rとします)は、統計や解析処理向けのプログラミング言語です。私自身、おもに統計処理でRを利用しています。
Rは、WindowsやmacOS、Linuxなどで様々な環境で動作させることができます。今回、Windows上でRを利用したいということがあり、WindowsにRの環境をインストールしました。
Rのインストールにはいくつか方法がありますが、代表的なものは専用のインストーラーを使う方法です。しかし今回はこちらのインストーラーを直接使わずにRをインストールします。インストーラーを使わない理由は、Rのバージョンが新しくなった際に自動で追従したいと考えているからです。
ちなみに、インストーラーは次のURLから取得できます。
chocolateyを使ったインストール
私は、RのインストールにchocolateyというWindows用のパッケージ管理システムを使うことにしました。
chocolateyを使うメリットとして、Rの最新バージョンがリリーされた際に、chocolateyを介して自動でアップデートできるというのがあるので、chocolateyを利用することにしました。
chocolateyのインストール方法はここでは説明しませんが、chocolateyをインストールしているのであれば、管理者権限でPowerShellを起動して次のコマンドを実行するだけでRの環境を整えることができます。
choco install r
内部的には、上記で説明したインストーラーを利用しているようですが、chocolateyを使うことで最新版に追従することができます。
他にも、WindowsでRを使う際には、Rtoolsというパッケージのインストールを補助するツールをインストールした方がよいです。もしパッケージのインストールの際にバイナリが存在しなかったり古かったりしたときに、ソースコードからビルドするためのものになります。
choco install rtools
これで、WindowsでRを実行するための環境が整いました。
Rの実行
Rを実行には、いくつか方法があります。
ひとつは、Windowsの全てのアプリからRを実行する方法です。
その他にも、PowerShellから実行する方法もあります。私はよくPowerShellから実行しているので、こちらについて簡単に紹介します。
PowerShellで次のようにコマンドを実行します。
R.exe
これで起動しました。もし終了する場合は、次のように入力します。
q()
これで、Rを実行して終了することができました。
さいごに
Rの環境構築は、結構簡単という印象です。