メールサービスとしてFastmailを使うことにした理由
概要
普段使いのメールサービスとしてFastmailを利用することにしました。なぜ利用することにしたのかなどについて書きます。
メールサービスについて
私は、自分で取得したドメインがいくつかあり、それらを利用して、独自ドメインでのメールアドレスを利用しています。これまでは、レンタルサーバーの機能としてついてきたメール機能を利用したり、Google Workspaceを契約したりしていました。しかし、レンタルサーバーのメール機能では、フィルターなどの機能が不足していたり、Google Workspaceでは、プライバシーへの懸念やGoogle ドライブなど使わない機能も含めてお金を払っているような感じがして、料金が高いと感じたりしていました。
Google WorkspaceのGmail自体への不満はなかったので、より安くGmailのような機能を持つメールサービスを探すことにしました。
そこで見つけたのがFastmailです。
Fastmailの利用
Fastmailは、オーストラリアのメルボルンに本社をもつ会社が提供しているメールサービスです。料金も手ごろなもので、一番安いBasicプランで年間30ドルです。しかし、30ドルではストレージが2GBで、独自ドメインのメールアドレスが使えません。そこで私は、ストレージが30GB、独自ドメインを100個使える年間50ドルのStandardプランを利用しています。
Fastmailの料金プランに、無料のものはありません。利用するのであれば、最低でもBasicプランに加入しなければなりません。しかし、Fastmailには、最初の30日間だけ無料のトライアル期間があります。作れるメールアドレスの数や送信できるメールアドレスに制限がありますが、お試しで使ってみて、自分に合うかどうかを確認することができます。
Fastmailは、Gmailと比較しても機能はほとんど見劣りしません。ラベル機能やフィルタ機能もあり、特定の条件に合致するメールへラベルを付けて振り分けたり、メールを転送したりできます。さらに、ほかのメールサーバーからのマイグレーション機能もあり、メールをFastmailに集約することができます。私は、この機能を利用して、ほかのメールサーバーに散らばっていたメールをFastmailへ集めることに成功しました。
また、動作も軽く、使い勝手についてもよいです。奇抜なUIではないため、Gmailなどを利用しているのであれば、それほど手間取ることなく操作方法を覚えられると思います。
ここからは実際に使ってみて思ったことを書きます。
私が使っていて思ったことは、メールサーバーやメールサービスに求めることがちゃんとできるということでした。レンタルサーバーのメール機能ではフィルター機能が弱かったり、ラベルなどの機能がなかったりということで、不便に感じていました。機能的には、Gmailはとても完成されており、便利だと思っていたので、同等の機能があるFastmailはとても良いと思っています。
これ以外にもいいところを書こうと思ったのですが、見当たりません。強いてあげるならば、UIがちゃんとしていて、動作も早いということでしょうか。やはりメールサービスとして、ちゃんとメールの送受信ができて、さらにフィルター機能等で仕分けができるというのが最強です。
さいごに
Fastmailを選ぶまでと、Fastmailを使った感想について書きました。メールサービスとしてほしい機能がちゃんとあるため、現在利用しているメールサービスにしかないような独特な機能を使っているのでなければ、Fastmailを使ってみるのは良い選択だと思います。料金自体は、為替の影響もありGoogle Workspaceと比較してそれほど変わりませんが、安いのは事実なので、もしも何らかの理由で乗り換えを検討しているのであればおすすめです。