概要

WindowsのWSL2で利用している、Ubuntu 20.04 LTSを2022年にリリースされた最新のUbuntu 22.04 LTSにアップグレードしました。

ここでは、そのアップグレードの方法を紹介します。

環境

  • Windows 11 21H2
  • WSL 0.65.3.0
  • Ubuntu 20.04.4
  • Ubuntu 22.04.1

準備

アップグレードを行う前に、既存のパッケージのアップデートを適用しておきます。

$ sudo apt update
$ sudo apt dist-upgrade

上記のコマンドをWSL上のUbuntuで実行します。rootの権限が必要ですので、sudoをつけています。

これで、最新のパッケージがインストールされ、更新の前の準備が終わりました。

アップグレード

ここからはアップグレードを行っていきます。

アップグレードには、あらかじめ用意されているコマンドを利用するので、最初にインストールを行います。

$ sudo apt install update-manager-core

インストール後は、次のコマンドでアップグレードを行います。

$ sudo do-release-upgrade -d

コマンドの実行後は、指示に従って操作を行います。指示に従って操作をしていると、途中でシェルの接続が切れてしまいますが、気にしなくて大丈夫です。その後に改めて、Windows Terminalなどで接続し直します。接続し直した後に、次のコマンドで現在のバージョンを確認する事ができますので、これで、アップグレードができたかどうかを確認します。

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 22.04.1 LTS
Release:        22.04
Codename:       jammy

Releaseに22.04と記述されていれば、22.04に更新されています。

さいごに

これまでのUbuntuのアップグレードと変化はありませんでした。気になる点として、アップグレードの最中にシェルとの接続が切れるということがありますが、アップグレードへの影響は、私がその後利用してみた限りないようです。