概要

みなさんはGitでコミットしたりログを確認したりするツールに何を使用していますか?

このようなGitの操作のためのツールとして有名なものにはSourcetreeがあります。

しかしSourcetreeは動作が重く、また一部の機能についてはかゆいところに手が届かないということがあります。そのため、中には直接gitコマンドを使用している方もいるでしょう。

ここでは、Sourcetreeほど高機能ではないけれど、あまりgitコマンドを直接使用するのも面倒という人に向けたTigというツールを紹介します。

Tigとは

Tigは、CLIでGitを操作することができるツールです。そのため、マウスで操作することはできません。

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Tigはターミナルから起動します。操作はあらかじめ登録されているショートカットを使用して実行します。

基本的に、デフォルトで登録されているショートカットは多くありませんが、ショートカットは自由に上書きや追加できるため、利用用途に合わせてカスタマイズが可能です。

Tigのインストール

Tigは、様々なプラットフォーム上のパッケージマネージャでサポートされています。

それぞれのパッケージマネージャ等を使って、インストールしましょう。

Tigの操作

Tigは、Gitのリポジトリまで移動した後に次のコマンドを実行することで、起動します。

$ tig

Tigを起動すると、最初に現在のブランチからたどれるコミットのログの一覧が表示されます。

Tigを終了する場合は、qと入力します。

ここでは、Tigを使って変更をコミットしてみます。

コミットをするには、最初に現在の状態から、コミットするファイルを選択する状態へと移動します。

この状態の移動には、キーボードからsと入力します。

こうすると、コミットされるファイルを選択できるようになるため、そここからコミットしたいファイルを選択しuと入力します。もし間違えて登録した場合は、もう一度uと入力することで、取り消すことができます。

もし、ファイルのうち、一部の変更だけをコミットさせたいという場合はエンターキーを押して、変更箇所を表示した後に、そこから変更箇所を選択します。その後にキーボードから1と入力するとその行だけ追加されます。

最後にコミットをします。コミットは、大文字でCと入力すると、コミットメッセージを入力する画面が表示されるので、そこで入力をして保存をします。これでコミットができました。

Tigのカスタマイズ

コミットをしたら、プッシュをしたいと思うかもしれません。

しかし、Tigにはプッシュをするショートカットが登録されていません。

ここではショートカットの変更や追加については説明をしないので、それぞれで調べてみましょう。

さいごに

色々とTigで操作したい場合はショートカットを追加する必要があるため、面倒だと思うかもしれません。

実は、私もこの部分は少々面倒だと思っていますので、主にログの確認とコミットでTigを使用しています。このような操作だけでも、gitコマンドで直接操作するよりも楽なため使う価値はあるでしょう。