概要
私は、Dockerを使っていくつかのアプリケーションを公開しているのですが、そのDockerを動かすOSとしてRancherOSを使用しています。
私のRancherOSを動かしている環境の関係で、RancherOSでは固定のIPアドレスを設定しています。
ここでは、RancherOSを固定IPアドレスで使用する方法を紹介します。
設定
固定IPアドレスの設定は、RancherOSのインストール時に設定を記述したファイルに書くことでできます。
そのため、インストール時に設定する方が簡単にできますが、インストール後でも設定することは可能です。
インストール時に、固定IPアドレスにする場合は設定ファイルを次のようにします。
#cloud-config
rancher:
network:
dns:
nameservers:
- 192.168.0.1
interfaces:
eth0:
address: 192.168.0.10/24
dhcp: false
gateway: 192.168.0.1
それほど難しい内容ではありません。
今回はDNSサーバとして192.168.0.1を指定し、実際にRancherOSに割り当てられるIPアドレスを192.168.0.10/24(/24はネットマスク)。デフォルトゲートウェイを192.168.0.1としています。
この記述を設定したい内容で置き換えてインストールすれば固定IPアドレスとして使うことができます。
もし、インストール後に固定IPアドレスとしたい場合は、/var/lib/rancher/conf/cloud-config.d/user_config.ymlに上記の内容を書きます。
書き換えたら、再起動をすると設定が反映されます。
まとめ
私の環境では、固定IPアドレスの方が管理しやすいため、固定IPアドレスとして使っています。
設定ファイルを書き換えるだけなので、一度やり方を覚えてしまえば簡単にできます。
同じように、固定IPアドレスとして使いたい人の参考になれば幸いです。