概要

Radeonのグラフィックボード(GPU)を利用する際に、Radeon Softwareというドライバを含むソフトウェアをインストールしましたが、タスクバー上のアイコンがたくさん表示されるなど、おかしな挙動をしました。

ここではその問題を解決した方法を紹介します。

環境

  • Windows 21H2
  • Radeon RX 5700 XT
  • Radeon Software: Adrenalin Edition 22.5.1

問題について

最初にどのような問題が発生したのか整理します。

Windowsでは、タスクバーに常駐しているソフトウェアを示すアイコンがあります。インジケーターと呼ばれています。

Radeon Softwareの場合は次のアイコンです。

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このアイコンが10個や20個といくつも増殖して、インジケーターの項目を埋め尽くしてしまいます。無限増殖バグのようでした。通常は隠れたインジケーターとして存在しているため、隠れたものを表示しないといけないため気づきにくいです。また、表示して確認すると、たくさんあったアイコンがひとつまで急に減ってしまいます。

このような動作は、おそらくおかしな挙動で正常な動作ではないと思います。

そこで、ドライバをアップデートしたり、再インストールしてみたりといくつか試してみたりしたのですが、直りませんでした。

考えられる原因として、少し前にOSがインストールされているストレージの換装を行ったため、その際の作業が原因でドライバ周りの動作に異常が発生しているのかもしれません。しかし、ちゃんとした原因は分かりません。

解決方法

私が今回の問題を解決した方法を紹介します。その方法は、ドライバなどのソフトウェアを全て一度アンインストールしてから、もう一度インストールするということです。

ドライバなどのソフトウェアをアンインストールするのには、AMDの公式が提供しているツールを利用しました。

AMD Cleanup Utility

こちらのソフトウェアをダウンロードして実行すると、再起動を促すメッセージが表示され、Windowsのセーフモードで起動します。セーフモードで起動後は、ドライバを削除するかどうかを聞くメッセージが表示されるので、指示に従って進めると、少し時間が経った後にドライバのアンインストールが終わります。

ここまでで、アンインストールは完了です。

その後は、通常のドライバのインストールと同じように、AMDのWebサイトからドライバをダウンロードしてインストールします。

これで全ての作業は終わりです。

私の環境では、このような作業を行った後は、同じようなインジケーターのアイコンが増殖するバグのような挙動は見られませんでした。

さいごに

ドライバの再インストールや最新版のドライバへのアップデートでは改善しませんでした。

そのような場合は、やはり一度きれいな状態にしてからインストールし直すというのが正解なようです。