導入
みなさんはパソコンのIMEとして何を使用していますか?
そもそもIMEとは、パソコン上で文字を入力するために使うソフトウェアの総称で、これがあることによって私たちは英語や日本語の入力ができるようになっています。
このようなIMEは、特に日本のような漢字を多用する国では適切な漢字をすぐに入力するなど、非常に重要なものです。
今回は、日本語に特化したIMEとして有名な「ATOK」のサブスクリプションを契約すると使える校正ツールである「ATOKクラウドチェッカー」を使ってみた感想について書きます。
ATOK クラウドチェッカー
ATOKクラウドチェッカーは、ATOK Passportのプレミアムプランを契約すると使うことができる、Web上の校正ツールです。
ATOKを開発している会社は、ATOKの開発以外にも校正ツールの開発も行っているため、そのような技術が使われていると想像できることから、かなりの精度が期待できます。
ATOKクラウドチェッカーの、校正ツールとしてできることとしては、「誤りだけチェック」「ビジネス文チェック」「公用文チェック」「表記ゆれチェック」の4つです。
機能としてできることはあまり多くありませんが、必要最低限のところだけは押さえているという感じでしょうか。
使用感
私がこの校正ツールを利用するのは、レポートを書いたり、ブログ記事を書いたり、メールを送ったりするときです。
そのため、主に利用するのは、「誤りだけチェック」「表記ゆれチェック」の2つで、メールを送るときには「ビジネス文チェック」を追加で利用します。
実際に使用してみた使用感としては、ATOKクラウドチェッカーの精度は良いのですが、使い勝手がいまいちだなと思っています。
精度については、ちゃんと表記ゆれや言葉の使用の誤りを見つけてくれるため、文書の最後にコピペでチェックをするという用途にちょうど良く、満足しています。修正についても、どのように修正をするのかを確認した後に、一括で修正してくれるため、あまり手間がかかりません。
しかし、このような用途のため、しっかりとした校正ツールを期待していると、色々と物足りずがっかりするかもしれません。そのため、ライトに使いたいユーザー向けへおすすめといえます。
使い勝手については、いまいちです。特に私としては複数のチェックを合わせてチェックしたいのですが、それぞれのチェックについて、個別にチェックしないといけないため、少々操作が面倒です。また、修正について一括で修正することしかできないため、一部だけ修正したいという場合は少々使いにくいと感じています。
以上のようなことから、ATOKクラウドチェッカーは、「ライトに使っている私からすれば、校正ツールとしてはちゃんと使えるが、使い勝手は改善の余地あり」といえます。
さいごに
ATOKクラウドチェッカーは、ATOK Passportというサブスクリプションサービスを契約していないと使えないサービスのため、使用できる人は限られますが、ライトに使う人にはおすすめといえます。
校正ツールとしてハードに使うことを想定している方は、ちゃんとしたものを購入しましょう。