C++のライブラリである、BoostをWindowsにインストールする方法をまとめました。
Boostとは
Boostは、プログラミング言語のC++で使うことができるライブラリのひとつです。
C++のライブラリとしては、非常に有名です。
環境
今回使用した環境は下記の通りです。
- WIndows 10 Pro
- Visual Studio 2015 Comunity
- Boost 1.60.0
インストール
Windows 10がインストールされたパソコンにBoostをインストールします。
Boostのビルドをするには、Visual Studioが必要なので、Visual Studioをインストールします。
最新版のVisual Studio 2015では、普通にインストールしただけでは、ダメなので、下記のページを参考に、オプションを変更してインストールしてください。
Visual Studio 2015でC言語とC++の開発環境をインストールする方法
Visual Studioがインストールされたのであれば、Boostのファイルをダウンロードして、ビルドします。
下記のサイトから、Boostをダウンロードします。
圧縮したファイルがダウンロードされるので、それを解凍します。
解凍が終わったら、Visual Studioのインストール時にインストールされる、開発者コマンドプロンプトを起動します。
その開発者コマンドプロンプトで、解凍したファイルまで移動します。
移動後は、下記のコマンドを実行します。
bootstrap.bat
そして、下記のコマンドを実行することによって、ビルドが実行されます。
b2 --build-dir=build\x86 --stagedir=stage/x86 address-model=32 -jN
b2 --build-dir=build\x64 --stagedir=stage/x64 address-model=64 -jN
32ビット版と64ビット版のふたつをビルドしています。
-jNのNは、並列コンパイルの設定です。CPUの数+1の値を設定してください。 CPUの数が4つなら-j5のようにします。
ビルド後は、includeファイルがboostフォルダの中に、ライブラリがstageフォルダの中に、ビットごとに作成されています。
まとめ
公式の説明の通りに作成すると、32ビット用しかできなかった(?)ので、別のやり方をしました。