Redmineでは、設定をするとチケットを作成した時などの、何かの変化があったときにプロジェクトメンバーへメールを送信できます。
今回は、Gmailを使ってメールを送る方法について書きます。
メールアドレスの設定
Redmineで、メールの送信の設定をするにはRedmineがあるディレクトリから見て、「config/configuration.yml」を編集します。
このファイルは、YAML形式で書かれているファイルです。このYAML形式は、Redmineに使われているRubyというプログラミング言語で、よく設定ファイルに使われる形式です。なので、このYAML形式に則って設定を書いていきます。ちなみに、#が一行コメントです。
ファイルを見ていくと、最初からいくつかのことが書かれています。
default:
……
production:
……
development:
……
一部を抜粋するとこのようになっています。
これらは、Redmineを実行する環境を表しています。ここでは詳しく説明しませんが、productionは、実環境のことを、developmentは、開発環境のことを表しています。
今回は、productionの中に書いていきます。
例としてはこのような書きます。
production:
email_delivery:
delivery_method: :smtp
smtp_settings:
enable_starttls_auto: true
address: "smtp.gmail.com"
port: 587
domain: "smtp.gmail.com"
authentication: :plain
user_name: "メールアドレス"
password: "パスワード"
この用に設定します。
user_nameとpasswordの項目は、各自設定したいメールアドレスの設定を入力してください。
設定したメールアドレスからRedmineからのメールが送られるようになります。
少し、設定に関して補足すると、「delivery_method: :smtp」のところがありますが、メールの送信はこのままでは遅いので、非同期でメールの送信をします。
それは、:smtpのところを:async_smtpします。
しかし、私のRedmineでこのように設定したらメールが送られなくなったので、あえて:smtpにしています。
送信の設定
Redmineでは、どのようなときにメールを送るかという設定ができます。
設定は、システム管理者でログインをします。
上部のメニューから、「管理」を選び、管理メニューから「設定」を選びます。そうすると、いくつかの設定項目が出てくると、「メール通知」を選びます。
メールに関するいくつかの設定画面がでてきます。
送信元メールアドレスには、メールを送信するメールアドレスを入力しておくといいです。しかし、別なメールアドレスをかいても送れます。
メールを送るときの設定はその下の、「メール通知の送信対象となる操作を選択してください。」と書かれているところです。
説明を見ると、どのようなときに送ることができるのか詳しく書かれているので、詳しく説明はしません。
ちなみに私は、下の画像のような設定にしています。
さらに下の方をみると、一番右下にテストメールの設定というものがあります。ここを選択すると、現在ログインしているユーザーの設定しているメールアドレス宛にテストメールが送られます。なので、ここを選択して、実際にメールが送信できるか確かめて見るといいと思います。
さいごに
これで、RedmineからGmailを使ってメールができました。