概要
M1を搭載したMacbbook ProでR言語の環境を構築していたのですが、パッケージのインストールでつまずいてしまいました。
ここでは、パッケージのインストールでつまずいた原因と解決方法を紹介します。
環境
- MacBook Pro M1
- R 4.2.1
問題について
私はHomebrewを使って、Rのインストールを行ったのですが、とてもスムーズに終わりました。
しかし、Rのパッケージをインストールしようとしたら次のようなエラーメッセージが表示され、インストールできませんでした。
> install.packages('tidyverse')
パッケージを ‘/opt/homebrew/lib/R/4.2/site-library’ 中にインストールします
(‘lib’ が指定されていないため)
警告: リポジトリー http://cran.md.tsukuba.ac.jp/src/contrib に対する索引にアクセスできません :
URL 'http://cran.md.tsukuba.ac.jp/src/contrib/PACKAGES' を開けません
警告メッセージ:
package ‘tidyverse’ is not available for this version of R
A version of this package for your version of R might be available elsewhere,
see the ideas at cran.r-project.org
パッケージが置かれているサーバーにアクセスできていないようです。ここではパッケージとしてtidyverseをインストールしていますが、他のパッケージでも同様のメッセージが表示されます。
解決方法
サーバーに接続できていないのが原因のようです。そこで、Rの公式ミラーサーバーを調べて別のミラーサーバーへ接続するようにしました。
ミラーサーバーのリストはこちらです。基本的に一番近いところを選択するのが良いので、日本に住んでいるのであれば、日本のミラーサーバーを選択するのがよいです。
# 山形大学のサーバーを選択
> options(repos='https://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/cran/')
options関数を使ってサーバーを選択します。インストール前に毎回実行するのが面倒な場合は、.Rprofileファイルにそのまま書き込むことで対応できます。
この後はいつも通りパッケージをインストールできました。
さいごに
最初はインストールがうまくできなかったということだと思い、何度かインストールをやり直したり、設定を見直したりしていました。Apple Siliconを搭載したmacだから、問題が発生してしまったと思っていました。しかし、まさかサーバーにアクセスできないという理由だと思わず、原因の特定に時間がかかってしまいました。