Kusanagiの利用時にアップデートを適用したら一時的にサイト表示が遅くなった

概要

Kusanagiを利用してWordPressを運用しているサーバーで、CPU使用率が100%近くとなり、Webページの表示も遅くなった状況に遭遇しました。

この問題の原因と対処方法を説明します。

私は、Kusanagiを利用してセットアップを行ったWordPressについて、利用しているプラグインやテーマの更新をしました。このときアップデートしたプラグインは3つほど、テーマは1つでした。

そうすると、Webページの表示がとても遅くなってしまいました。

なぜこのようなことになったのか、サーバーの方を確認してみると、CPU使用率が100%になっていました。サーバーの負荷が高まり、WordPressの処理に時間がかかってしまったのが原因と思われます。

CPUの使用率が高いということで、どのプロセスがCPUをたくさん使用しているのか確認しました。

その結果、次のプロセスの使用率が分かりました。

このとき、プラグインやテーマに問題があったのかとも思ったのですが、最終的にはそれらに問題はありませんでした。

これらは、Kusanagiが提供しているWordPress高速化のWEXALが生成しているプロセスのようです。

つまり、WEXALではWordPressで配信するCSSやJavaScript、画像を最適化しているので、それらの最適化にサーバーのCPUが使われているようです。

この問題を解決する方法として(1)WEXALを止める、(2)最適化が終わるのを待つ、の2つがあります。私は、(2)最適化が終わるのを待つを選択しました。実際、10分ほど待っていたらCPUの使用率は落ち着き、Webページの表示も前と同じような速度まで戻りました。

Kusanagiを利用しているWordPressの環境で、プラグインやテーマをアップデートしたら、CPUの使用率が急上昇し、Webページの表示が遅くなってしまいました。

この問題はWEXALが原因ということで、最終的には、WEXALの最適化が終わるまで待つということで問題を解決しました。

テーマの更新などは、夜のアクセスが少ない時間に行うなど、ある程度対策を取っておく必要があるかもしれません。