概要
iOSアプリなどのApple製品のアプリを作成するには、Xcodeを利用する必要があります。
Xcodeをインストールすることで、コードを書いたり実行したり、アプリストアへのアップロードなど様々なことをすることが可能ですが、できることが多いせいかサイズが10GBを超えており、ストレージを圧迫してしまいます。
そこで、今回Xcodeを外付けのSSDストレージにインストールしてみましたので、その方法とインストール後の設定について説明します。
インストール方法
Xcodeは、通常macOSのApp Storeを利用してインストールします。しかしこの方法では、インストール場所を選択できず、外付けSSDにインストールできません。
そこで、Xcodeを手動でインストールします。手動でXcodeをインストールする場合は、Apple Developerサイトからxip形式のファイルをダウンロードしてインストールします。ダウンロードの際には、Apple Developerへのログインが必要です。
Page Not Found - Apple Developer
様々なバージョンのXcodeをダウンロードできるので、好きなバージョンを選んでダウンロードします。
ダウンロード後は、ダウンロードしたxip形式のファイルを外付けSSDに移動します。その後、xip形式のファイルをダブルクリックすることで、展開が始まり、Xcode.appがインストールされました。
既存のものを移動する場合
もし、すでにインストールしているXcode.appを利用する場合は、Xcode.appを外付けSSDに移動させます。
移動の場合はこれでインストール終了です。
Xcodeのパスの設定
Xcodeを外付けSSDにインストールするだけでは、まだXcodeの準備ができたとは言えません。
Xcodeのコマンドラインツールで、Xcodeの場所を教えてあげる必要があります。
次のようにコマンドを実行することで、Xcodeの場所を指定することができます。
sudo xcode-select --switch /***/Xcode.app
パスは、適当なものに変更して実行します。
ちなみにxcode-select
コマンドは、Xcodeの複数のバージョンを切り替えたりするときに利用するコマンドです。
これでXcodeの設定が終わり、Xcodeを利用できるようになりました。
さいごに
Xcodeは、単純にファイルを移動させるだけではダメなようです。
また、そもそもこんなことをしないといけなくなったのは内蔵ストレージが少ないせいです。Apple製品で内蔵ストレージが小さいものは、あまり購入するものではないかもしれません。次にApple製品を買う時は、内蔵ストレージの大きなものを購入したいと思っています。