私がMackerelでプラグインを使って送っているメトリクス

目次

概要

サーバーの状況把握にMackerelを使っています。初期設定では、確認できる情報が少ないので、プラグインを利用しています。

私が利用しているプラグインについて紹介します。

プラグインについて

Mackerelでは、サーバーにAgentをインストールして利用しますが、初期状態でAgentがMackerelのサーバーに送るデータは少ないです。

CPUやメモリの使用率のような基本的なデータはカバーできていますが、サーバーによってはDockerでコンテナを動かしていたり、Webサーバーを動かしていたりするので、それらのデータもMackerelで確認できれば嬉しいです。

そこで、プラグインを使って、初期状態のAgentでは送らないデータを送るようにできます。

ここでは、私が現在利用しているMackerelのプラグインについて紹介します。

利用しているプラグイン

私は、Mackerelで利用しているプラグインは以下のものです。

  • mackerel-plugin-linux
    • Linuxで取得できる追加のメトリクス
    • スワップイン、スワップアウトの情報、ログインしているユーザー数、Fork数、コンテキストスイッチの発生数などを知ることができます
  • mackerel-plugin-inode
    • Linuxのファイルを同時に開くことができるinodeの使用状況に関するメトリクス
  • mackerel-plugin-nginx
    • WebサーバーのNginxへのリクエスト数や処理状況に関するメトリクス
  • mackerel-plugin-docker
    • コンテナのCPUやメモリ使用率に関するメトリクス

たくさんのプラグインは利用していません。理由として、Mackerelはメトリクスの数が増えると課金する金額が増えるからです。なるべく最低限に抑えて、200以内で収めるようにしています。

プラグインを利用する方法として、設定ファイルに利用するプラグインの設定を追加します。設定ファイルはLinuxの場合、/etc/mackerel-agent/mackerel-agent.confにあります。

[plugin.metrics.linux]
command = "mackerel-plugin-linux"

[plugin.metrics.inode]
command = "mackerel-plugin-inode"

[plugin.metrics.nginx]
command = "mackerel-plugin-nginx"

[plugin.metrics.docker]
command = ["mackerel-plugin-docker", "-name-format", "name"]

設定後は、systemctl restart mackerel-agent.servicesなどを実行して、MackerelのAgentを再起動する必要があります。

さいごに

Mackerelは、簡単に導入できメトリクスも見やすく表示してくれるため、お気に入りです。デフォルトの設定では、情報が少ないのですが、プラグインで拡張することができます。是非自分のお気に入りのプラグインを見つけてみてください。