概要

私は日々のタスク管理にRedmineを使用しています。

ただ、初期状態のRedmineではタスク管理がしにくいため、少しカスタマイズをしています。

ここでは、そのカスタマイズの内容を紹介します。

タスク管理について

もともとRedmineは、プロジェクトのような複数人が関わ作業の管理をするためのツールです。
そのため、素のRedmineは個人のタスク管理には不向きです。

個人のタスクとは、「洗剤を買う」や「レンタルしたビデオを返す」などの個人的な内容のタスクのことを指しています。
また、「メールを送る」のような直接何かしらのプロジェクトに属さないようなものも含みます。

素のRedmineでは、このような個人のタスクを扱いにくいため、トラッカーやステータスの機能を使ってタスク管理用の設定を追加します。

トラッカーとステータス

Redmineには、トラッカーとステータスという機能があります。
トラッカーという機能は、Redmineのチケットの種類を表し、Redmineの管理者であれば自由に設定できます。
また、ステータスという機能はトラッカーの状態を表すもので、トラッカーと同じようにRedmineの管理者であれば自由に設定できます。

今回は、タスク管理のためのトラッカーとステータスを作成し、タスク管理においてはそれらを使うようにします。

トラッカーとしては「ToDo」という名前で作成し、ステータスとしては新たに「ToDo」「Doing」「Done」を作成します。
ステータスのToDoは初期状態を表し、Doingはタスクの実行中、Doneはタスクの終了を表しています。

トラッカーとステータスの作成

最初にステータスを作成します。

ステータスは「管理」>「チケットのステータス」にある新しいステータスというリンクをクリックして作成します。
そこで「ToDo」「Doing」「Done」という名前でステータスを作成します。
「Done」だけは、「終了したチケット」というチェックボックスにチェックを入れて作成します。

次にトラッカーを作成します。

トラッカーは「管理」>「トラッカー」にある新しいトラッカーから作成します。
色々と設定する項目がありますが、それらはお好みで設定しましょう。
注意する点として、デフォルトのステータスには作成したToDoというステータスを設定します。

これで、トラッカーとステータスを作成できました。
最後にワークフローを設定します。
ワークフローはどのようなルールでステータスを遷移することができるのか、どのような権限を持つ人が遷移できるのかを設定するものです。

ワークフローの設定は、「管理」>「ワークフロー」にあります。
詳しい設定については説明を省きますが、基本的にToDoというトラッカーは新たに作成した3つのステータスしか選択できず、3つのステータスでは自由に遷移できるようにしています。
また、権限としてはメンバーであれば全員が操作できるようにしています。

使い方

ToDoというトラッカーを使うためには、まずそれを使用するRedmineのプロジェクトの設定でToDoというトラッカーを使えるようにする必要があります。

設定は、プロジェクト毎の設定からできるので設定します。

ちなみに、私は生活という名前のプロジェクトを作成してそこでタスク管理をしています。

設定後は、チケットの作成時にトラッカーとしてToDoを選んでチケットを作成します。
チケットの名前には、そのタスクの内容を一文で書き、書ききれない場合は、説明欄に細かいことを書いています。

タスクの実行中は、ステータスをToDoからDoingに変更し、終わったらステータスをDoneとします。

もし、メモなどの残しておきたいことがある場合は、Redmineのチケットの機能である注記を使って情報を残します。

このような流れでタスク管理を行います。

なぜRedmineを使うのか

そもそもタスク管理にRedmineを使うのが間違いではないのかと思う人がいると思います。

私がタスク管理にRedmineを使う理由としては、すでにプロジェクト管理にRedmineを使っていたということと、全て自分で管理したいという考えからです。

すでに使っていたということはいいのですが、自分で管理したいというのは、なるべく安く抑えたりデータを外部にあまり保存したくなかったりという気持ちのことです。

さいごに

Redmineは柔軟な設定ができます。

Redmineを使いこなして日々の生活を楽にしていきたいと思います。