概要
DebianやUbuntuなどのLinuxディストリビューションでは、apt系のパッケージ管理システムを使ってパッケージの管理をしていると思います。
しかし、中には欲しいパッケージのリポジトリがなく、apt-get install パッケージ名
のようにしてパッケージをインストールできないという事もあり、代わりにdebパッケージからインストールするという事があるかもしれません。
私は実際にありました。
ただ、deb -i ***.deb
と実行したら、依存するパッケージがインストールされておらず、エラーを見ながらひとつずつ依存するパッケージをインストールするという事があり、こうなると非常にインストールが面倒です。
そこで、debパッケージの依存関係を一気に解決してからパッケージのインストールしてくれるものがあるのでそれを紹介します。
環境
- Ubuntu
方法
debパッケージの依存関係を一気に解決してくれるのは、gdebi
というパッケージです。
gdebiを使ってdebパッケージをインストールすると、インストール時に自動で依存関係を解決してインストールしてくれます。なので、依存関係をあまり気にせずインストールできるのです。
gdebiは、デフォルトではインストールされていないので、次のコマンドでインストールしましょう。
sudo apt-get install gdebi
gdebiのインストールが終わったら、次のようにしてdebパッケージをインストールします。
gdebi ****.deb
debコマンドとは違い、-i
はいらないです。
これだけで依存するパッケージを自動でインストールしながら、パッケージのインストールをしてくれます。
まとめ
私の場合、ChromeのdebパッケージをUbuntuにインストールしようとしたのですがdeb -i ***.deb
のようにしてインストールしようとしたら、依存関係の解決に非常に苦しんだのですが、gdebiを使えば簡単にインストールできました。
皆さんも是非使って見てください。