概要
Googleドライブは、Googleが提供しているクラウドストレージサービスです。
様々なファイルを置いておき、多数の人と共有したり、複数の端末でデータを共有したりできます。また、ファイルの検索なども可能です。
このGoogleドライブのパソコン版のクライアントについて、便利な機能が追加されたので紹介します。
環境
- macOS 12.2.1
- Google Drive 55.0.3.0
OS標準の方法は相性が悪い
最近のWindowsやmacOSでは、標準でファイル検索の方法が用意されています。特にmacOSについては、Spotlightという名前で、Windowsよりも高度な検索を提供しています。
そのため、Googleドライブのクライアントソフトをパソコンにダウンロードして、パソコン上で、Googleドライブのファイルを利用しやすいようにしている場合は、このOS標準の機能を利用してファイルの検索をしたいところです。
しかし、Googleドライブのクライアントソフトの仕様のせいか、これはあまりうまくいきません。例えば、macOSのSpotlightでは、検索をするために、インデキシングという作業を行うのですが、これが標準ではされません。こちらについては、インデキシングをするように設定をすることは可能ですが、あまりスマートとはいえません。
Windowsでも、あまりうまく検索ができません。
Google Driveの検索がPC版のクライアントから可能
検索ができなくても、ちゃんとファイルを整理して置いているのであれば大丈夫ではありますが、できるならば、検索できた方がよいです。
最近のGoogleドライブに関するリリースノートを確認してみると、「2022 年 1 月 27 日 - バグ修正のためのリリース」として、パソコン上から検索が可能になったことについて、書かれていました。
パソコン版 Google ドライブ リリースノート - Google Workspace 管理者 ヘルプ
Googleドライブは、さすがGoogleというだけあって、検索の性能がよいと感じています。その検索がわざわざブラウザを起動せずとも使えるのであれば、とても便利です。
検索方法
新たに追加された検索の方法はとても簡単です。タスクバーのGoogleドライブのアイコンから検索ボタンをクリックし表示されるウィンドウに検索文字列を入力するだけです。こちらは、macOSでのやり方ですが、Windowsでもほとんど同じようにできるはずです。
試してみたところ、検索文字列として、ブラウザからアクセスしたものと同じようにクエリを記述して、高度な検索ができるようでした。
これで、Googleドライブの検索についての問題を解決できました。また、OS標準の検索システムものよりも高度な検索ができるので、Googleドライブ上のファイルだけではありますが、上位互換と言えそうです。
さいごに
Googleドライブのクライアントソフトがアップデートされ、検索がより便利になりました。OS標準のものに統合されていないため、少し使いにくい部分がありますが、Googleドライブ上のファイルも検索可能になりました。
私としては、できればOS標準の検索にもちゃんと対応してほしいのですが、仕方ない部分があるのかもしれません。
なぜ今までこの機能がなかったのかという気もしますが、よりGoogleドライブが便利になり嬉しいです。