概要
サーバーやサービスを自分自身のドメインで公開したい場合、DNSの設定をすることになります。
しかし、DNSの仕組み上、設定した内容が様々な場所に反映されるのにラグがあり、設定をしたとしても、うまくいっているかは時間が経たないと分からないということがほとんどです。
ここでは、私がやっているDNSの設定が反映されているのかを確認する方法を紹介します。
DNSの設定の確認が面倒
もしかすると、私だけかもしれませんが、DNSの設定はかなり面倒だと感じています。
これは、設定の変更には利用しているDNSサーバーのサービスにログインをして書き換えなければならないということと、設定を書き換えたとしても、反映されるまでに時間がかかり、実際に反映されているのかどうかが分かりにくいのが大きな原因です。
ログインをしなければならないのはどうしようもないことですが、反映されているかどうかの確認はどうにかしたいところです。反映されるまでの時間については、DNSの特性上、キャッシュが残ってしまうことから、どうしようもないと諦めています。レコードのTTLを短くという方法もあるのですが、高速に動作してほしいことから、キャッシュを返すことができるのであればそのようにしてほしいので、このような方法はとっていません。
そのような考えのもと、インターネットで検索してみると、良さそうなサービスを見つけました。
無料のサービスを利用して確認
見つけたサービスは、DNSの設定が様々な国のDNSサーバーに反映されているかどうかを一発で確認できるというものです。無料で利用可能です。
DNS Checker - DNS Check Propagation Tool
こちらのサービスでは、MXレコードやTXTレコードなど、Aレコード以外の様々なレコードの正引きに対応しています。そのため、どのようなレコードを設定したとしても、確認が可能です。
日本だけでなく、世界中のサーバーでの応答を確認できます。
私の場合は、こちらのサービスを利用して、DNSレコードを変更した際に、他のDNSサーバーの応答を確認することで、設定が反映されたかどうかを確認しています。過去には、一部だけ古いレコードを返すということがあり、全ての応答が新しいレコードを返すかどうかを確認するなどしていました。
さいごに
今回紹介したサービスについて、このサービスで利用しているDNSサーバーのみ変更が行き渡っており、他のDNSサーバーでは、古い応答を返すと言うことは十分に考えられます。そのため、あくまでもこの方法は、レコード変更ができているかどうかの目安として考えてもらえればと思います。