概要

私は普段、エプソンのプリンターでPDF等の書類を印刷しています。

印刷の際には、A4かB5サイズで印刷することが多いのですが、今回B5サイズの印刷でフチなし印刷ができないということに気づきました。

そこで色々と調べてみると、B5のフチなし印刷ができないというのはそれほど珍しくないということが分かりました。

ここではその理由について、説明したいと思います。

B5サイズについて

そもそも、Bから始まるB5やB4のような用紙サイズ(B判)は主に日本でしか使われていないものです。

世界的にはAから始まるA4やA3のような用紙サイズ(A判)が主に使われています。

そのため、海外のプリンターの場合Bから始まる用紙サイズで印刷できないということがあります。

日本でも官公庁の書類を見れば分かるようにB判よりA判で印刷することが多くあります。

つまり、B判で印刷する需要は多くなく、プリンター会社の方でもサポートが弱いということがあります。

このことから、B5判でのフチなし印刷の対応の必要性が低いことで、プリンターによってB5のフチなし印刷をできないことがあるということだと思われます。

フチなし印刷について

フチなし印刷の注意点として、用紙のギリギリまで印刷するということで少しだけですが端の部分が印刷されないということがあります。

そのため、雑にフチなし印刷を行うとうまく印刷できないということがあります。

また、フチなし印刷の際には紙に付着しなかったインクが廃インクとしてプリンター内に残ります。

プリンターにもよりますが、この廃インクが大量にたまると、印刷時に紙へインクが付着するようになったり、そもそも印刷できなくなったりします。

印刷できない理由は廃インクが溜まってしまったということなので、この場合メーカーへ修理に出す必要があります。基本的に修理は有料となっています。

対応方法

これらの情報を踏まえて、B5でフチなし印刷をする方法について説明します。

プリンターでは、独自に設定した用紙サイズで印刷するための仕組みが存在します。

それを使って、B5サイズの用紙を作成する方法があります。

この方法の場合、注意点としてそのままの用紙サイズを設定すると、プリンターの方で廃インクを少なくするためか少し小さく印刷されるため、フチなし印刷ではないということがあります。

そのため、用紙サイズよりも数ミリ大きい用紙サイズを設定する必要があります。

対応しない

そもそも、プリンターの方でフチなし印刷ができないということは、推奨されていないということでもあります。

そのため、フチなし印刷を諦めるという選択肢があります。

私は最終的に、フチなし印刷を諦めるという選択肢を採用しました。

理由は、用紙サイズを自分自身で設定してフチなし印刷をする場合、数ミリ大きい用紙サイズを設定する必要があり、その設定をするのが面倒臭いというものです。
また、廃インクによる修理が面倒というものもあります。

このフチなし印刷に対応する・しないは、それぞれが考えて決定しましょう。

さいごに

B判は、世界では使われていないということに驚きました。

私は、自炊した本をB判で印刷することがあるため、できればフチなし印刷ができると嬉しいと思っています。

今後プリンターの方で、対応してくれればいいなと思います。